ナチュラルで、オーガニックで、無添加だと体にいいと思いますか?
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MEDLEY
2016.02.13 UPDATE

(2016年2月11日 MEDLEYより) タバコの成分は銘柄によって違い、その特徴をうたった広告もあります。広告で使われる表現は、見る人にどのように受け取られているのでしょうか。アメリカで、「ナチュラルアメリカンスピリット」の広告について調査が行われました。 ◆「ナチュラル」は体に良さそうに見えるか? ナチュラルアメリカンスピリットの広告には「ナチュラル」「オーガニック」「無添加」という言葉が使われています。しかし、広告の中でも以下のように、これらの言葉は体に良いことを意味しない旨が断られています(サンタフェ ナチュラルタバコ ジャパン株式会社のウェブサイトより https://amespi.jp/)。
イメージアップのために付けられた言葉にダマされないようにご注意ください。タバコ会社自体も小さな表記で指摘しているように体にいいタバコは存在しません。タール量が少ないタバコというものも実は存在しません。様々なまやかしを駆使した戦略でタバコのイメージアップが図られています。
そもそも日本も締結しているタバコ対策のための国際条約ではMildなどタバコの害が低いかのように誤解させるブランド名は禁止されています。それでMild Sevenというブランドは改名されました。世の中にいいタバコなどありません。タバコは社会的に受け入れられないものだとの認識を広げることは大変重要なタバコ対策です。
「総合評価」に関して
HEALTH NUDGEでは、ご紹介する記事に関して、専門家の方々が3つの視点から評価をしています。
テーマの面白さ
新規性や注目度、有用性などが高く、テーマが面白いといえるか?
データの信頼性
根拠となっている研究やその他の情報がどれだけ信頼できるか?
誤解されない表現
事実解釈や結論に無理はないか(特に効果を過大解釈していないか)?
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中田由夫
筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)
なるほど、それで「マイルドセブン」は改名されたんですね!
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