介護保険を使う(2) 認定調査、ありのまま伝えて:朝日新聞デジタル

病気・医療

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favicons?domain=www.asahi 朝日新聞デジタル(アピタル) 2016.01.26 UPDATE

(2016年1月25日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 【質問】 介護保険を使う時には要介護度を決めるための調査があるということですが、受けられるサービスにどんな影響があるのでしょうか。調査の際の注意点があれば教えて下さい。

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長嶺由衣子

千葉大学予防医学センター 環境健康学研究部門 大学院 医学研究院 環境健康科学講座 公衆衛生学 特任研究員 医師

介護保険サービスを受けるためには,要介護認定を受ける必要があります.認定を受ける際には市町村から介護担当職員かケアマネージャーという方が自宅等を訪れて本人の様子を確認しにくるので,できるだけ普段のありのままの様子を伝えてください!という記事です.

とても良く見る光景です.
私も主治医意見書というのを書くのですが,何人か「あれ?こんなに要介護認定度軽くないでしょ?」という方に出会いました...

記事の中の表を見ていただければわかりますが,要介護認定度には,やや一人だと転びそうだなぁ,ちゃんと食事できてるかな?など軽いものから,まったくの寝たきり,コミュニケーションもとれないという方まで7段階あります.
その中でどこに位置付けられるかで保険の範囲内で受けられるサービスの内容と一週間の中でのサービス回数が変わってきます.
また,施設入所を考える際,入れる施設の種類も変わってきます.

誰しも,心は常に30代〜40代で止まっているので(人によっては20代?),誰かに自分の状態を聞かれたらよりよく見せてしまうのは,当然のことかもしれません.

特には,いつも物忘れをしているお年寄りが若い人に聞き取りに来られると,シャキッと答えまくることもあります.
でもその瞬間はその時だけです!笑

要介護認定の目的は,実際にどれぐらい周りの人の手を借りているのか,目が必要なのか,手すりなどの物が必要なのか,を確認することですので,記事に描かれている通り,普段どのような手が必要となっているのか,一番日常生活の中でケアしていることは何かなど,ご家族や近くにいる方がメモをしておいてできるだけ「普段の様子」を伝えることが大切かと思います.

また,実際に要介護認定度を決める人は状態を確認しに来た人でも,医師でもなく,複数の人からなる「委員会」で決まるので,同じような情報が多くある方が良いです.ですので,記事にある通り,意見書を書くかかりつけの医師や看護師さんにも普段の様子を詳しく伝えておくことが大切だと思います.

もちろん,何もないに越したことはなく,何もなければありのままお元気な姿を見せていただくだけで大丈夫です.

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