屈伸運動で学力アップ!? 「子どもの記憶力」をグッと高めるコツ
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WooRis(ウーリス)
2016.01.16 UPDATE

(2016年1月14日 WooRis(ウーリス)より) 子どもの受験が近付いてきて、家の中がピリピリしているなんてご家庭、少なくないと思います。親としてもサポートしてあげたいと願うはずですが、実際は夜食のラーメンを作るくらいで、他に何もできませんよね? そこで今回は米ジョージア工科大学の情報を参考に、子どもの追い込みをサポートするアイデアを紹介します。特に、暗記科目に苦しんでいる子どもに役立つ話です。ぜひとも伝えてあげたいですね。
受験シーズンですね。この週末はセンター試験。わたしが受験したのは何年前だったかと考えてしまいました。
この記事では、米ジョージア工科大学の研究報告をもとに、90枚の写真を見せて、運動をさせると、させない場合と比べて、48時間後におこなったテスト(180枚中最初に見た90枚の写真を選ばせるテスト)の正答率が高かった(60% vs 50%)ことを示しています。このことから、「学習の直後に一緒に運動するとよいかも!」と伝えています。
出典が分からないのでなんともいえませんが、このような研究だけでは、運動が本当に学力アップにつながるかどうかはわかりません。しかし、すでにもう少し実証的な研究が報告されていますのでご紹介します。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19665037
この研究では、小学2~3年生を対象に、3年間運動をとり入れた授業を受けたクラス(14校、117名)と、通常の授業を受けたクラス(10校、86名)の子どもの学業成績を、ランダム化比較試験という質の高い研究方法で検証しています。そして、その結果、運動をとり入れた授業で、学力テストの点数が向上したことが示されています。
実際には、子どもが通っている学校での授業方法を変えさせることはできませんので、この研究報告をどのように利用するかは難しいところですが、少なくとも、子どもを勉強部屋に閉じ込めるよりも、外遊びをさせるなど、身体を動かしながら勉強させることで、学習効果が高まるのではないかと考えることができそうです。
「総合評価」に関して
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