「幸せな人ほど長生き」は間違いだった! 約70万人の英国人女性で検証

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favicons?domain=healthpress HEALTH PRESS 2016.01.07 UPDATE

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(2016年1月4日 HEALTH PRESSより) 年の初めに誰もが願う〝幸せで長生き〟。しかし、幸福度と健康状態や死亡リスクとの間に相関性はあるのか?幸福だと感じている人ほど長生きする、あるいは不幸だと感じている人ほど短命だというのは本当か? この半ば定説になりつつあるテーマに医学的な見地で切り込んだ研究がある。  オーストラリア・University of New South WalesのBette Liu氏らは、70万人超の英国人女性を約10年間追跡した研究成果を医学論文の発表媒体として世界でもっとも権威がある雑誌のひとつ、ランセット(2015年12月9日オンライン版)に報告した。 健康状態が悪いと幸福度は低下するものの、幸福度が低いこと自体が、全死亡やがん死、虚血性心疾患(IHD)死などのリスクに直接影響するわけではないとしている。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)

まあよくよく考えてみればそうだよなー、という解説記事です。元論文も読みましたが、対象人数が大規模なだけに、死亡リスクは統計的に有意に、「幸せと感じる頻度が少ない群」で若干減少しているほどです。

 幸せか不幸せかということを測る尺度はまだまだ統一されたものがなく、文化などによっても感じ方が異なると思われるので難しいのだと思いますが、確かに体調が悪いときは幸せ、とは思いづらいものですよね。また、幸せ太りという言葉はあるものの、幸せなときに過度の飲酒や喫煙、という不健康な行動は起こしにくいですよね。

 この論文の結果が日本人にも当てはまるとすれば、幸せを感じる頻度が低くても、生活習慣を良好なものに保っていれば長生きできるということではないでしょうか。そして、主観的健康度などと幸せを感じる頻度が相関するということは、不幸だと思っていても生活習慣を頑張ってよいものに保っていて健康的になれば、もしかしたら幸福度があがるかもしれません。

 ただ、この結果は英国人女性が対象なので、文化が異なる国の人は、世界の半分を占める男性には当てはまらない結果かもしれません。他の研究からの続報が期待されます。

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