ビル・ゲイツ氏、安倍首相と面会「保健は重要な分野」

健康・予防

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favicons?domain=www.asahi 朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.12.17 UPDATE

(2015年12月16日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 安倍晋三首相は16日、東京都内のホテルで、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と面会した。ゲイツ氏は、世界的な医療課題に関する国際会議「新たな開発目標の時代とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ会議」に出席するため来日。首相に「私自身にとって保健は重要な分野。こうして二人で保健の重要性を共有することをうれしく思っている」と伝えた。

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近藤尚己

東京大学 大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野 保健社会行動学分野 准教授 医師 社会疫学者

日本は、日本がまだ発展途上国だった1960年代に国民皆保険を達成するなど、当時としては画期的な社会保障施策をビシバシ打ち出し、その効果もあって、その後一気に世界一の長寿国になりました。

今、多くの発展途上国が、「どうやったら日本のようにまだ十分国が潤っていないうちから皆保険制度を始められるのか、すべての人に必要な医療を提供する仕組みを導入できるのか」ということにとても関心を寄せています。

病気になると莫大な費用がかかります。健康保険は、健康を守ることが目的ですが、それは生活を守ることに直結します。保険がなければ、ひとたび長患いをすれば、家計が崩壊してしまいます。どの国も、医療保険の重要性に気づいています。でも皆保険制度を始めるというのは政治的にはとても難しいことのようです。

日本は今年先進7か国首脳会議G7の議長国です。日本政府は、G7会合の一つの議題として、国民皆保険をはじめとした、「すべての人に必要な保健サービスを提供する=ユニバ―サル・ヘルス・カバレッジ」の達成を世界中で推し進めることに注力する、としています。先日安倍首相が有力医学誌「ランセット」にその表明をしました(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000106535.html)。

日本が敗戦から立ち直れていなかったころ、日本はユニセフからの寄付を得ていました。そのおかげで小学校で給食を始めるなどの公衆衛生活動が可能になりました。あの時助けてくれた世界に恩返しする活動が加速する、そんなG7会合になるといいなと思います。

ビル・ゲイツさん、瞬く間に世界中にパソコンOSを売り裁いたその手腕で、今度は世界中に健康を守り育てる仕組みをインストールしていただきたい!

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