クスリはリスク!?

病気・医療

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favicons?domain=www.hsph.harvard HARVARD T.H.CHAN 2015.11.24 UPDATE

(2015年11月3日 HARVARD T.H.CHAN 概要を日本語で要約) 米国で薬の処方が増え続けている。5種類以上の薬を処方されている人は15%(この10年間で2倍)になった。原因としては肥満に関する病気、すなわち糖尿病、高血圧、脂質異常症等に対する処方が増えていることがあげられる。例えばコレステロールを下げるための薬の処方率はこの10年で7%から17%に増えている。

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横林賢一

ハーバード公衆衛生大学院/広島大学病院 総合内科・総合診療科 医師(家庭医療専門医、在宅医療専門医 ) 医学博士

日本でもポリファーマシー(多くの薬、あるいは適切ではない薬が処方されている状態)が問題になっています。

一般に年を重ねるごとに病気の数は増えていき、60歳以上は平均3~5個の病気を抱えています。前立腺肥大があるので泌尿器科に行き、膝が悪いので整形外科に通い、便秘がひどいので消化器内科に通院し、じんま疹が出るので皮膚科にかかり…。それぞれで薬が出て、効果の近い薬が重なることはよくあります。薬だけでお腹いっぱいになってしまいそう。

もちろん適切に飲めば薬の効果は素晴らしく、処方された薬はきちんと飲んだほうがいいです。一方、どんな薬にも必ず副作用があります。増えれば増えるほど危険性が増します。薬の影響でふらついて転倒し、腰の骨を折って寝たきりになってしまうケースもあります。そう、クスリはリスクにもなり得るのです。

新たに薬が加わったり、薬の量が増えたりした後に、ふらつきや下痢、発疹など体の異変が現れたら、薬の副作用かもしれません。言いにくくても「この薬を飲み始めてから症状が出た」と、薬を処方した医師に相談するべきです。

複数の医療機関にかかっている場合も「お薬手帳」を見せて、薬の整理をしてもらうのもよいと思います。
医師は、薬を増やす「足し算」は得意ですが、薬をやめたり減らしたりする「引き算」は苦手と言われることがあります。私も常に、減量、中止できる薬がないか意識するようにしています。

お薬手帳がなく、別々の薬局で薬を処方してもらっていたら、薬剤師も管理できないことがあります。飲んでいる薬が重複していないか、患者さんやご家族にも気に掛けてもらえたらと思います。

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