ハム、ベーコン、ソーセージの発ガン性リスクについて、WHOが調査した結果・・・

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favicons?domain=tabi-labo TABI LABO 2015.10.29 UPDATE

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(TABI LABOより) ハム、ベーコン、ソーセージなどを食べ続けることで、大腸ガンのリスクが増す。2015年10月世界保健機関(WHO)が発表した調査結果に驚いた人もいるのでは?この報道に、加工肉を愛する欧米諸国のメディアは、悲壮感にも近いコメントを寄せている。

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松尾恵太郎

愛知県がんセンター研究所 遺伝子医療研究部 部長 医師 博士(医学) 疫学修士 日本疫学会 理事

WHOがハム、ソーセージなどの加工肉に対する発癌物質としての格付けを上げた、ということを紹介する記事である。

WHOの下部機関である国際がん研究機関IARCは、発癌物質あるいは発癌につながるような要因の格付けを行っている。Group 1, 2A, 2B, 3, 4の5段階に分けており(格付けは以下参照 
http://monographs.iarc.fr/ENG/Classification/)、今回は加工肉をGroup1(確実な発癌物質)、赤身肉をGroup 2A(ほぼ確実な発癌物質)と判定しています(プレスリリースはhttp://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2015/pdfs/pr240_E.pdf)。

本記事のみならず、マスコミの報道では「タバコと同じレベルの」という形での表現をとっていますが、それは「タバコと同じGroup I」に判定された、という事であって、タバコを吸うのと加工肉を食べるのが同じぐらい発癌の効果がある、という意味では「ない」のを理解しておく必要があります。すぐ、こういう扇情的なキャッチフレーズで報道する姿勢は問われなければならないでしょうし、そういうのにひっかからないようにする必要があるでしょう。

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この記事へのコメント

  • 国内研究をレビューしたものは以下のリンクにあります。
    http://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/3452.html

    一つの研究では最終結論が出しにくい、というのがヒト集団を対象とした研究のもどかしさですが、それ故に慎重にものを言うことができると思います。タバコのようにすぐに白黒つくものばかりではないですから。

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  • 多目的コホート研究でも加工肉、赤身肉は控えめにとだいぶ前から言われてました。 
    あまり報道に驚きませんでしたが、この機会に加工肉はメインでなく野菜

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