池袋で死傷者5人を出した加害者の"てんかん医師"は、なぜ薬を服用していなかったのか?

病気・医療

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favicons?domain=healthpress HEALTH PRESS 2015.09.18 UPDATE

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(2015年9月16日 HEALTH PRESSより) 今年8月、東京都豊島区のJR池袋駅近くで、歩道に乗用車が乗り上げ、歩行者5人が死傷するという事故が起きました。そして、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕された容疑者は、癲癇(てんかん)などの病気があったと報じられました。その中で、以下のような報道を耳にしました。 ①加害者の担当医は、病気を本人に伝えており、癲癇は投薬でコントロールされていたはずだ。 ②加害者は、癲癇の病状が落ち着いていたので薬を服用しないことがあった。

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近藤尚己

東京大学 大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野 保健社会行動学分野 准教授 医師 社会疫学者

例の事件の原因を、医者と患者関係の面から少し掘り下げた意見記事です。

「なんで加害者医師は薬飲まなかったのか」には答えていませんので、タイトルに期待すると少し拍子抜けかもしれませんが、ここで指摘されていることは重要です。

医療者にとって、患者が処方した薬をしっかりと続けて飲んでいるかを把握することは、治療がうまくいっているかどうかを判断するために大変重要なことです。

従来は、患者が指示を守るか=コンプライアンスという言葉で表現されてきました。

一方、患者がしっかり薬を継続できない理由には、医療者側や患者を取り巻く支援体制などもあるでしょう、そういうのを加味して評価しなくてはいけない、という考えの元、最近ではアドヒアランスという言葉が使われています。

治療は本人と医療者を含む周囲の人が一緒に進めていくもの。ケアの環境が改善することがこのような痛ましい事件の予防になるといいなと思います。

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この記事へのコメント

  • ご存じかと思いますが、結核の治療では、Dotsといって、患者が確実に服薬完了するための取り組みが行われています。

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