日本の成人の「生涯学習」率は先進国で最低
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ニューズウィーク日本版
2015.08.06 UPDATE

(2015年8月4日 ニューズウィーク日本版より) 現代社会は変化のスピードが速い。学生時代に学校で学んだ知識や技術はすぐに時代遅れになってしまう。だから本来なら、学校を出た後も学習を継続する必要がある。まさに「生涯学習」が求められる時代だ。 図書館で自習したり、社会教育講座や技能講習を受講したりと、生涯学習の形式は様々だが、学校に通うという方法もある。学校は子どもや若者の占有物ではなく、制度上は成人にも門戸が開かれている。日本では成人学生は少ないが、世界に目を転じればそうでない国もある。
うーん、そうなのですか・・・。
医学系ですと、臨床経験を積んでから大学院に戻られる医師や看護師も多いため、この事例からははずれることが多いかと思います。ではほかの分野はどうでしょうか?確かに大学の同じ学部・学科の同級生は、社会に出てから再入学という同級生はほぼ皆無だった気がします(私は総合大学の農学部出身です)。
ただ、文系の同級生に年齢不詳(多分還暦を過ぎていらっしゃる)の学生がいたり、自分も母が20年かけて放送大学の通信課程を修了して学士を得たり、親戚が大学の夜間部で働きながら学んでいたり、専業主婦をしながらも学びなおして職を得ていたり、と様々なケースを見てきました。
データでみると確かに日本の生涯学習率は低いかもしれませんが、私自身は生涯学習が普通と思って生きてきたので逆に言えば「え?こんなに低いの?」と驚いてしまいます。うちの母は単なるその辺にいるおばちゃんですが、フルタイムで働き続け二児を生み育てその間に学士資格も得てしまうという割とハイパーな親だったようです。ちなみに今は子どもも手を離れ暇を持て余したのかボランティアに精を出し、日本語教師の資格を取ろうと頑張っています。試験が難しくて無理かもといっていましたが、どうなることやら。聞いた時には「えー!まだやるの?」と思ったのですが(苦笑)。
私たちも、働きながら学びなおしたい、と周囲のだれかが言い出したときに、応援してあげられる存在でありたいですね。
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