長時間睡眠に危険信号。10時間以上の長時間睡眠で”死にたい気持ち”が増加

睡眠

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favicons?domain=www.excite.co エキサイトニュース 2015.08.07 UPDATE

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(2015年8月3日 エキサイトニュースより) ペンシルべニア大学行動睡眠医学研究プログラムの臨床コーディネーター、リンデン・オリバー氏らは、不眠症状のパターンおよびその頻度と、自殺念慮(死にたい気持ち)との関連を調査した。  その結果、入眠障害タイプ(寝つきが悪くなかなか眠れない)と中途覚醒タイプ(夜中に何度も目が覚める)は、早朝覚醒タイプ(朝早く目が覚めてその後眠れない)に比べてより自殺念慮リスクが高いことを発表した。  また、睡眠時間が5時間未満よりも10時間以上の人の方が、自殺念慮リスクが高くなることも明らかにされた。

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安藤絵美子

大阪大学 社会医学講座環境医学 特任助教/大阪国際がんセンター がん対策センター 疫学統計部 特別研究員, 公衆衛生学修士

論文として発表されていないようなので、紹介されている研究の詳細を確認できないのですが、記事から類推するに、ほぼ同時期に睡眠の状態と「自殺念慮(自殺したい気持ち)」の有無を訊ねているもののようです。なので、記事タイトルがほのめかす「睡眠を長時間とっていると、死にたくなる」という因果関係は言えなさそうです。

長時間睡眠はむしろ、自殺念慮を高めるリスクのひとつである精神疾患のインディケータとして捉えるのが適切かもしれません。
不眠がうつなどの精神疾患の症状であることはよく知られていますが、
実は「過眠」も精神的不調のシグナルのひとつ。
(同じように、食欲がありすぎるのも、実はうつ症状だったりもします)
アメリカ精神医学会の精神疾患診断基準(DSM-5)では、うつ病の診断基準について、ほかの症状も合わせてほぼ毎日2週間以上続く…というのが基準になっています。

かつて、内閣府が打ち出した自殺対策キャンペーンで「お父さん、眠れてる?」というキャッチフレーズが記憶に新しいのですが、
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/suimin/
「眠れない、食べられない」だけではなく「寝すぎてしまう、食べ過ぎてしまう」も、本人の意思の問題、と軽く扱われてしまわず、
メンタル不調のシグナルだと知ってもらえたらと思います。

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この記事へのコメント

  • 私も時々14時間くらい寝ている、ロングスリーパーです。
    (腰が痛くなりますよね…)

    補足をさせていただきますと、
    記事にある「10時間以上睡眠」の根拠は不明なので、
    メンタル不調として問題になる過眠の目安としては、
    ・体に異常がないのに寝てしまう
    ・過眠によって仕事や学校に行けないなど支障が出てしまう
    が挙げられると思います。
    加えて、なんだか鬱鬱とした気持ちがしばらく続いている、などのほかのメンタル不調要因もある時は、専門家に相談したほうがいいでしょう。

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  • 私はよく寝る方ですが、先生のコメントを見ていると、「ほぼ毎日2週間以上、10時間以上寝ている」のが、メンタル不調のシグナルということですよね。
    たまに、10時間以上寝るので、この記事だけみると、ちょっと不安になってしまいますよね。

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  • 見落とされがちな、「寝すぎてしまう、食べ過ぎてしまう」も、心からの危険信号なのですね。

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