「家庭医の診療を皆に」めざして - けんこう処方箋

健康・予防

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favicons?domain=apital.asahi 朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.07.08 UPDATE

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(2015年7月7日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 前回は地域全体で住民の健康を目指す家庭医の活動を紹介したが、その延長線上にある話をしたい。「地域医療構想」における家庭医のあり方についてだ。  「地域医療構想」とは、昨年策定された「医療介護総合確保推進法」という法律で示された医療計画の一つだ。今まであいまいだった病院の役割を「高度急性期」、「急性期」、「回復期」の三つに分類し、その地域に必要な病院機能を整備するシステムである。  日本は諸外国と比べて、病院のベッド数が人口に比べ明らかに多い。その是正を行い、医療を効率化する狙いがある。

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坪谷透

東北大学大学院歯学研究科 助教、博士(医学)、医師

家庭医や総合診療医など、個人的には名称はどれでもいいとは思うのですが、とにかく「こまったらとりあえず何でも相談できる医者」が日本には必要だと思います。
諸外国では、そのようなことを専門とする専門医資格があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A2

実は(?)、日本にもあるのですが、記事にもあるように、以下のごとく極めて少数しかいません。

”家庭医は、こうした理想と現実のギャップの中で、新しい診療所のモデルをつくる役割が期待されている。とはいえ家庭医としての専門的な訓練を受けた医師は全国で456人しかいない。その医師たちに普通に生活している住民が遭遇するのはなかなか難しい。”

このような家庭医は、とにかく数が必要です。
しかも今すぐに必要です。
現在、家庭医療専門医の数は増えてはいますがそのスピードが遅すぎると個人的には思います。
今の累計で456人だそうですが、仮に毎年500人増えても全く足りません。
日本の医師数は約30万人です。
諸外国では、2~6割程度の意思が「家庭医」のような役割をしています。
つまり日本の医療を”世界標準にするならば、”日本では、現在、6-18万人の家庭医が必要と言う計算になります。
「家庭医療専門医」を認定しているプライマリケア学会は、質の高いものを目指し厳しく精査しているようですが、個人的には、医療制度全体を考えると、現在の日本の医療制度にそんなゆとりはないと思います。
現実的には、数の観点から以下のような資格の人々を「家庭医」としてまずは数をそろえて、制度を走らせて行く必要があると思います。
・内科系専門医、認定医
・プライマリケア学会認定医

上記以外の医師で、上記になりたい人向けの1年くらいのトレーニングコースも準備されるべきでしょう。


制度と言えば、日本の医療制度にも問題があると思います。
日本の医療制度では、フリーアクセスです。つまり、誰でもどんな症状でも、いきなり大学病院に行ったり、専門医を受診できます。
自由で良さそうに思えるかもしれませんが、限られた医療資源を適切に配分するには、一定の制限が必要だと思います。
また諸外国では普通は予約制です。

このように日本の医療制度は、かなり世界の標準的なそれと異なります(日本人のどれくらいの人がご存知なのかわかりませんが・・・)。
まずは、何か困ったら決まった家庭医を受診するような医療制度になってほしいと個人的には思います。

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