B型肝炎ワクチン、平成28年度にも定期接種化へ
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産経ニュース
2015.05.29 UPDATE
(2015年1月9日 産経ニュースより) 慢性化すると肝硬変や肝がんの原因になるとされるB型肝炎について、厚生労働省の専門家部会は9日、すべての0歳児に計3回、予防接種を行うべきだとする方針で一致した。上部部会で了承されれば、平成28年度にも定期接種化の可能性がある。
ようやく!といったところですね.
B型肝炎は発症するととても怖い肝炎で,発症から急激に進行するタイプでは,なす術無く命が奪われてしまうことも多々あります.
B型肝炎の主な感染経路は母子感染と血液感染,そして性感染です.
1972年に輸血のルールが変わり,HBs抗原を確認するようになってからは,輸血による感染はほとんどなくなりました.
母子感染は事前にお母さんの抗体を確認すれば予防できますが,性感染に関してはなかなか難しいのが現状です.自分も,自分のお子さんも守ってあげるために,予防接種はお子さんへの大切なプレゼントともいえます.
行政も必要とわかっていながら,限られた予算とのにらめっこだと思いますが,できるだけ多くの予防接種が全ての人にとって受けられる体制になるといいですね.
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