食べて代謝を促進!夏に向けた「痩せやすい体づくり」の秘訣

ダイエット

  • 1,309
  • 9
  • 0

favicons?domain=nikkancareism nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム) 2015.05.27 UPDATE

1432641861RxsLwp0X60

(2015年5月24日 nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム)より) これから露出の多くなる季節です。女性はもちろん男性も、シルエットを意識したスリムな体づくりを考えている方は多いのではないでしょうか。 しかし、なかなかダイエットはうまくいかないもの。成功させる秘訣は、新陳代謝と基礎代謝を意識することにあります。

記事全文を読む

14278630603368267a804068f624f03f875d78f095

柴田克己

滋賀県立大学 人間文化学部 生活栄養学科 教授 京都大学博士(農学)

 この記事を私が読んで,コメントを追加したい気持ちになりました.
 以下のコメントを読んでから,再度この記事を読んでいただけたらと思います.
 日本には,脚気という病気が流行した時代がありました(明治時代から昭和20年代まで).
 この時代を代表する食事評価です.以下の値はすべて成人男子の1日当たりの概数です.
 エネルギーの摂取量は2,000 kcal,たんぱく質(アミノ酸から成る生体高分子化合物)は50 g,炭水化物(主にデンプン.デンプンはグルコースから成る生体高分子化合物)は450 g,脂肪(1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸が結合した低分子化合物)は7 gでした.飽和脂肪酸の摂取量が10 g未満だと脳卒中が急増し,10 g以上の2倍になります.この値が,日本人の食事摂取基準の飽和脂肪酸の目標量の下限の根拠の一つになっています.
 このような多量栄養素バランス(脂肪の摂取量が低い状態)ですと,からだは,不足する脂肪をグルコースから合成するために,脂肪酸生合成経路をフル回転させます.さらに,大量に摂取されたグルコースはインスリンを分泌させて,脂肪酸生合成遺伝子群の転写を高めます.
 夏にはさっぱりとした食事(高炭水化物・低脂肪食)になりがちですが,必要量の脂肪(総脂肪として70 g,ただし,必須脂肪酸のリノール酸は10 g,α-リノレン酸は2 gを摂取すること.飽和脂肪酸は15~20 gとすること.残りはオレイン酸など)を摂らないと代謝は乱れます.
 多量栄養素を必要量摂れている状態で,はじめて微量栄養素であるビタミンやミネラルは能力を発揮することができます.

 総脂肪の摂取量が,脚気が流行した時代の量(10 g以下)になると,グルコースから脂肪が大量に合成されるために,ビタミンB1で代表されるB群ビタミン(ビタミンB群という名前は俗称です.ビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンB6,ビタミンB12,ナイアシン,パントテン酸,葉酸,ビオチンの8種類です)の要求量が高まります.
 繰り返しですが,脂肪の摂取量が極端に少ないと,B群ビタミンの必要用が高くなります.あくまで,理論的な話しです.多量栄養素バランスが悪いと,生体はこのバランスを改善するために無理をします.すると,生体内反応を触媒する酵素タンパク質と一緒に機能するB群ビタミンの必要量が高くなります.B群ビタミンのみに気を遣っても一次しのぎにすぎません.基本的な多量栄養素バランスを維持しないと,反って,からだに無理をさせて,生活習慣病の素因となります.

 専門的な話しです.グルコースから脂肪酸が生合成される時に関わる代謝経路です.
グルコースからアセチル-CoA(「アセチルコーエー」と読みます.アセチル-CoAはパントテン酸の活性型の一つ):解糖系(解糖系はグルコースからピルビン酸までの反応経路)とピルビン酸脱水素酵素複合体(この酵素複合体はビタミンB1の活性型のTDP(「ティー・ディー・ピー」と読む),ビタミンB2の活性型FAD(「エフ・エー・ディー」と読む),ナイアシンの活性型の一つNAD+(「エヌ・エー・ディー・プラス」と読む))によって生成.
アセチル-CoAからマロニル-CoA:ビオチンが必要.
アセチル-CoAとマロニル-CoAから脂肪酸への合成:NADPH(エヌ・エー・ディー・ピー・エッチ」と読む).ナイアシンの活性型の一つ)を大量に要求します.このNADPHを合成する元となる化合物はナイアシンですが,食事から直接摂ることはできません.体内でナイアシンから合成されます.その代謝経路は五炭糖リン酸経路と呼ばれます.体内でNADPHの要求量が高まっている時,すなわち,グルコースから脂肪酸の合成が亢進している時には,この経路のトランスケトラーゼという酵素が,フル回転しています.トランスケトラーゼはビタミンB1の活性型のTDPを必要とします.高炭水化物・低脂肪食におけるビタミンB1の要求量の増大の主要な原因と考えられています.

  • 9
  • /
  • 専門家のいいね!3
  • 142682509482f8b767dca3ad48c63db4f86377886b
  • 1427682568bdac8173bccfdf9e21f4a0cc8fa506d3
  • 1444978892599a1effbbe78efcffdad6287aeefed3
  • 1426731572747f405f9a05b1b91ff104cbf3c4de04
  • 1432196981e1b4cfc8f36f0396286bfb56f7a81276
  • 1429131345XR5ivW3dIQ
  • usericon_noimage
  • usericon_noimage
  • usericon_noimage

この記事へのコメント

コメントする

この記事の関連キーワード

この記事と関連する記事

会員登録が必要です

すでに登録済みの方はこちら

ログイン

まだ会員になっていない方はこちら

ユーザ登録

「総合評価」に関して

HEALTH NUDGEでは、ご紹介する記事に関して、専門家の方々が3つの視点から評価をしています。

テーマの面白さ

新規性や注目度、有用性などが高く、テーマが面白いといえるか?

データの信頼性

根拠となっている研究やその他の情報がどれだけ信頼できるか?

誤解されない表現

事実解釈や結論に無理はないか(特に効果を過大解釈していないか)?

詳しく知りたい場合はこちら >

コメント編集(管理者用)

コメントを削除

キャンセル

Facebook連携


閉じる

このコメントに関する
問題の内容を選択してください





送信

送信完了

閉じる

コメント編集

会員登録が必要です