孤独は肥満より健康に悪い
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ロバスト・ヘルス
2015.05.16 UPDATE
(2015年4月23日 ロバスト・ヘルスより) 米国では最近、次なる公衆衛生上の課題として、「孤独」や「社会的孤立」が重要視されてきています。孤独が高齢者の健康を脅かす主要なリスクであることを明らかにする研究が多く報告され、メディアを通じて多くの反響を呼んでいます。米ブリガム・ヤング大学のホルト・ランスタッド教授たちはこのほど、そうした研究を網羅的に解析し、「孤独感」「社会的孤立」「一人暮らし」が高齢者の死亡リスクを高める可能性を明らかにしました。
豊富な知見を元に,「孤独」がいかに健康に悪いかを示してくれています.
「孤立」と「孤独」を分けて論じてくれているところが面白いところです.「孤立」していても必ずしも悲観的に「孤独」と捉えていない人ももちろんいますね.
実は,日本にも似た研究があり,孤立している高齢者の4人に3人は「満足した孤立」であるとされています.この研究は,死亡ではなく,要介護状態になること,すなわち健康寿命の喪失と「孤立」との関係を示した論文です(斉藤,2013).年齢や性別,今の病気などを考慮しても,「今の生活に満足した孤立」であったとしても,孤立していない人に比べて1.3倍程度要介護状態になりやすいとされています.
「孤立」は自ら進んでなる人がいたとしても,「孤独」の解消はその人が誰かと密接な関係を作れなければならない.なかなか難しいけれど,今後どんどん高齢化する日本においても,とても大切なテーマですね.
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Shunsuke Moriya
私の祖父は、今年94歳になります。
介護も無く、基本は一人暮らしをおこない生きていて、普段から本を読む、漢詩を書く、ご飯を買いに行く、私が遊びに行くとお汁粉も作ってくれる、そんな祖父です。
ただ、耳が遠いため、電話での話はほぼ成立しないため、コミニュケーションにヤキモキする場面もあります!
でも、ヤキモキするのは、祖父ではないんですよね。祖父は祖父のペースで生きているから、きっとコルチゾールが増えるてるのは周りの家族。
形としては孤立してても、好きなことをして、街中を歩いて、人と話をしてる(といっ
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