電子たばこ吸う中高生急増 昨年250万人、前年比3倍 米国
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朝日新聞デジタル(アピタル)
2015.05.11 UPDATE
(2015年4月22日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 米国で電子たばこを吸う中高生が急増し、2014年は前年比で3倍に増え、約250万人に達したとする調査を、米疾病対策センター(CDC)が発表した。調査が始まった11年以降で初めて、紙たばこを吸った人数を上回ったという。
主観的な喫煙はニコチン依存症という病気。ニコチンを接種しないといられなくなる病気。ニコチン入りなら電子タバコもニコチン依存症を引き起こす可能性がある。電子タバコの成分は製品によってまちまち。厚労症の研究班によれば、強い発がん性を持つ製品もあるとのこと(http://www.asahi.com/articles/ASGCW5RTKGCWULBJ012.html)。思春期の子どもがたばこを吸う心理には、「カッコいい」という気持ち以外に、権威への反抗、という深層心理がある。なんだか新しくて、吸えばワルっぽく見える電子タバコは、イラだってる青少年の格好のアイテムだ。飛びつく気持ち、尾崎豊ほどアンチ大人な少年時代ではなかった僕にだってわかる。明確な業界規制は絶対必要だろう。とはいえ、「ダメ・ゼッタイ」と頭ごなしに規制しても効果は限られそう。青少年が「電子タバコなんて吸わないほうがカッコいい」と思うようなうまいアピールが必要だろう。
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奥原剛
大学病院医療情報ネットワーク研究センター 東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野 特任助教 MPH(公衆衛生専門職)
アメリカで成功した「タバコなんて吸わないほうがカッコいい」という禁煙キャンペーンのイケてるテレビCM、こちらからYutubeでご覧になれます。“Truth”という名のこのキャンペーンで、青少年の喫煙率が25.3%から18.0%に減少して、約19億ドルの医療費削減効果があったそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Y_56BQmY_e8&index=1&list=PLCA344200679F0087
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