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風邪薬を飲んでも風邪は治らない
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web R25
2015.05.15 UPDATE
(2015年4月4日 web R25より) なかなか気候が安定しない季節の変わり目。日中は暖かくなってきたからといって、うっかり薄着で街へ出かけたりすると、簡単に体調を崩してしまう。風邪気味なのに活動を続け、すっかり風邪をこじらせてしまってから、「早めに薬を飲んでおけばよかった」と後悔するのは、いかにもありがちなことだ。 [※HEALTH NUDGE2015年4月23日に掲載した記事を再掲載しています]
長谷田 真帆
東京大学大学院 医学系研究科 社会医学専攻 健康教育・社会学分野 博士課程 医師 家庭医療専門医・在宅認定専門医
風邪薬は「飲んでも効かない」というより、あくまで症状を緩和する薬であって、早く治すわけではない、ということですね。抗生物質についても、飲んでも早くよくなるわけではなく、かえって副作用のリスクなどを増やします。インフルエンザの場合でも、もともと大きな病気のない方であれば、数日で自然に良くなる場合がほとんどです。混雑した病院に出かけて、逆に具合が悪くなることも十分あります。
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