気付かない人は意外に多い、大腸がんの代表的症状「血便」
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時事メディカル
2022.04.09 UPDATE

今、わが国で最も罹患(りかん)数の多いがんは、大腸がんですが、その代表的な症状に「血便」があります。 がんの表面は組織がもろく、細かい血管が露出するなどして出血しやすくなっています。がんの近くを便が通る際など、機械的な刺激で容易に血が出て、これが便に混じるのです。 大腸は1.5メートルから2メートル近くある長い臓器ですが、特に、肛門に近い位置にがんができた場合は、血便の症状が表れやすい傾向があります。
大腸がん検診で用いられる「便潜血検査」を紹介する記事です。便潜血検査は、目に見えない微量な血液も検出できます。じっさいに死亡率を下げることが確認されています。一般の健康診断にも含まれていますよね。多くの方が受けたことがあると思います。ただ、この検査で要再検査となっても、受診せずに放置する方もいるようです。放置していてはこの検査の意味はありません。再検査となった場合は、かならず受信しましょう。
最後に、以前、消化器外科ご専門の高橋 慶一先生と一緒に本を出させていただきました。エビデンスのある標準治療を分かりやすくまとめた本です。この場を借りて紹介させていただきます。
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