コロナ禍で増えた医療の誤情報・怪しい健康本 われわれはどのように正しい情報を得るべきか
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yahoo!ニュース
2021.12.21 UPDATE
新型コロナワクチンの2回接種率が諸外国を抜いて現在約80%ですが、いまだに「新型コロナワクチンを打つとこんなことになる」という不確かな情報がSNSで拡散されています。厚労省の「新型コロナワクチンQ&A」では1つ1つの質問に丁寧に回答されています(1)。 コロナ禍に入り2年が経過していますが、空間除菌に関してもいまだに「新型コロナに効果があり安全」という誤情報を流す業者がいて、これを採用している自治体すらあります。厚労省は「人がいる環境に消毒や除菌効果を謳う商品を空間噴霧して使用することは推奨されていない」と明言しています(2)。景品表示法に違反する行為として、今年に入っても多くの企業に措置命令が出ています。
ヘルスナッジで取り上げることの多い、怪しい医療情報についての記事です。
著者は医学書をたくさん書いていて、僕も1冊持っていますが、しっかり論文とかを調べたうえでわかりやすく書かれていておすすめです。といっても一般向けには書いてなさそうですが。
コロナ関連で著者のYahoo記事を見かけることも結構ありますが、正しい情報を多くの人に知ってもらい、役立ててほしい、と書籍やネットで発信している方からすれば、適当に調べた情報や悪意のあるデマが氾濫している現状をどうにかしたい、という思いの記事なのかなと思います。
ヘルスナッジでは以下の2つ以外にも怪しい医療情報やヘルスリテラシーの話など結構とりあげいますので、探してみてください。
増えている動画検索 医療情報収集ではご注意を!(外科医・山本健人)
http://healthnudge.jp/12644
「ニセ医療」情報の拡散防止、プラットフォーマー各社の対策進む ツイッター、note、はてなも
http://healthnudge.jp/12552
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