コロナの予防や死亡率低下にビタミンDが有効?
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ダイヤモンド・オンライン
2020.05.29 UPDATE

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防や死亡率低下にビタミンDが有効なのではないかとの仮説が提唱されているが、その可能性を支持する新たな2件のデータが報告された。 一つ目のデータは、英国の研究者らにより「Aging Clinical and Experimental Research」オンライン版に5月6日報告された。欧州20カ国の国民の平均ビタミンD値とCOVID-19への影響との関連を検討した結果、ビタミンD値が高い国ほどCOVID-19の罹患率、死亡率が低いという、負の相関が認められたとしている。イタリアやスペインなど南欧の人々は、皮膚の色素が濃いためビタミンDの合成量が少ないと考えられ、その一方で、北欧の人は肝油やビタミンDサプリメントを摂取していることが多いと、研究者らは述べている。
新型コロナウイルスとビタミンD摂取の関係は、まだ明らかにはなっていません。
今はまだ、「関係がある可能性があるかもしれない」という段階で、関連性を示した研究を行った研究者たちも、今後詳しいヒトでの研究が必要である、と言っています。
ちょうどこちらに、現状ではビタミンDの積極的摂取は勧められないという理由が、栄養疫学の専門家である東京大学の佐々木敏教授と、科学ジャーナリストの松永和紀さんの対談形式で記事になっています。
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/19704
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