不妊の最大原因は「年齢」以外のところにあった
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プレジデントオンライン
2020.01.27 UPDATE

女性は年齢が上がると妊娠しにくくなるといわれているが、妊娠率はどれくらい下がるのか。医師のエレン・ストッケン・ダールとニナ・ブロックマンは、「30代後半でも82%もの女性が妊娠したという研究結果がある。不妊になる原因は、年齢よりもホルモンバランスの崩れの方が大きい」という——。
不妊の原因は年齢のみならず、婦人科系疾患の可能性もあるから、しっかり医療機関で相談しましょう、という記事ですね。
子供を希望するかしないかに関わらず、すべての女性で婦人科系疾患のチェックは定期的にすべきでしょう。
妊娠関連の記事によくある表現で○歳を超えると妊娠率が激減、とか○歳を超えるとダウン症の確立が2倍、という表現をよく見かけます。
注意してほしいのは、例えば35歳を境にガクッとその確率が変わったりはしない、ということです。(34歳までは問題ない、35歳からは注意なんてことはありません)確かに加齢とともに妊娠率は低下し、先天性疾患の確率も徐々に高くなっていきますが、数字の解釈の問題で、例えば母体41歳で生まれた子のダウン症の確率は1/86とありますが、これは98%はダウン症ではない、ということを意味します。
表現だけに気を取られずに、冷静に数字を見てみることも大切だと思います。
そして、望んでいるのになかなか妊娠しない場合は、婦人科系疾患のチェックも含めて、まずは近所の婦人科へ相談すると良いのではないでしょうか。
また、自分の排卵のリズムを知ることも大切です。排卵日検査薬は薬剤師に相談すればドラッグストアでも購入できますから、是非相談してみてください。
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