不眠症(9)睡眠薬 副作用に注意
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ヨミドクター
2019.10.20 UPDATE
不眠治療で最初に始めるのは、薬の服用ではありません。まずは不眠の原因になる行動を見直し、眠りにつながる新しい習慣に取り組むことが大切です。例えば4時間しか眠れなかった人には、翌日布団で過ごす時間を、その1・1倍の4・4時間程度にするよう指導します。そうすることで、睡眠の質が改善できます。
不眠症の治療薬の適正使用について書かれています。ここにあるベンゾジアゼピン系薬剤は比較的よく使用される薬剤です。しかし、記事にもあるように、長期投与では承認用量の範囲内でも依存を形成することがあり、PMDAからも注意喚起が出ています。
https://www.pmda.go.jp/files/000217046.pdf
また、加齢とともに睡眠時間は短くなる傾向にありますが、何時間眠らなければいけない、という決まりはありません。早朝に目が覚めてしまい不眠を心配した患者さんで「朝4時ごろに目が覚めてしまうんです…」という方がいますが、よくよく話を聞いてみると22時就寝で(6時間は寝れている)、日中の生活に支障もないことがあります。こんな人に睡眠薬が投与されていたら、それは不要かもしれません。
医師や薬剤師とよく相談して薬と上手に付き合いましょう。
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