子育て中の女性医師も当直勤務を そして、男性も家事・育児を

出産・育児

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favicons?domain=www.buzzfeed BuzzFeedNews 2019.10.08 UPDATE

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育児と仕事をどう両立させるか? そしてなぜこの課題に頭を悩ませるのは決まって女性ばかりなのか。仕事も育児も男女平等に、と働く母親の立場から、平等な勤務を提案した産婦人科医にお話を伺いました。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)

 大阪大学の産婦人科教室を取材した記事です。教室のトップである教授(産婦人科学会の理事長でもあるそうです)、当事者である女性医師と男性医師の3者に取材し、「赤ちゃんをこの世に送り出す産婦人科医の仕事と、自分の子育てを両立するにはどうしたらいいのだろう?」という点について掘り下げています。いや、この環境を作った教授がなによりもすばらしい上司だと思います。

 以前もどこかでコメントしたかもしれませんが、私自身が小学校に上がるまで、我が家はフルタイムで働く母が稼ぎ、当時フリーターで時間の融通が利いた父が主に私の育児を担っていました。もちろん近くに住む祖母の助けもあったからこその生活でしたが、そういった家庭で育った身としては男女共同参画で母親(女性)側への配慮を見かけるたびに「なぜ母親だけ配慮なのだろう?父親だって親なのに」というもやもやした気持ちがぬぐえませんでした。

 この記事を読んで、「そうそう、こういうことだよね!」と思い、思わず育児中の研究者の友達に勧めてしまったのですが「そうなんだよ!」と大きく頷かれたことがとても印象に残っています。男女共同参画といえば、育児中の女性側の負担を減らし、その負担を男性や育児のない女性が肩代わりする側面として捉えられることもあり、そういった立場の人たちからは眉をひそめられることもありますが、そうではなく、全体的に効率化することで、老若男女関係なく働きやすい職場につながり、今まで働いていたとしても女性に偏りがちだった家事・育児の男性の参加が増え、多くの人が仕事だけではなく家庭やプライベートも充実させることが出来ることが本来の姿なのではないではないかと思います。特に日本は男性の家事・育児への参加が他国と比較しても少なく、男性の家事・育児への参加が、第2子以降の出生状況にも関連がありそうですので、こういった点を改善していくことで少子化問題への解決へのひとつのキーとなる可能性があるのではないでしょうか(内閣府:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/data/ottonokyouryoku.html)。

 もちろん、教授のおっしゃるとおりこのシステムが正解とはいえません。また、産後の肥立ちの悪さで思うように働けなくなってしまったなど、個人個人によって様々な状況が考えられます。しかし、キャリアを積みたい女性にとって、マミートラックにはまって出世コースから外れてしまうのが嫌だと感じることは多いと思います。多様な状況に対処できるような柔軟なシステムを構築することで、個々人の希望にあわせたキャリア形成が出来る社会になるとよいですね。

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