友人からメールで医療相談 医師として悩む理由
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時事メディカル
2019.09.13 UPDATE

私たち医師は、友人からメールや電話で健康相談を受けることが頻繁にあります。 「昨日からおなかが痛くて下痢が続いているが、どうすればいいか」「息子が頭を打ったが、病院に行かなくても大丈夫か」など、相談の内容は枚挙にいとまがありません。もちろん、周囲の人たちから医療の専門家として頼りにされるのはありがたく、うれしいことです。しかし、残念ながらこうした質問に即答するのは難しいのが現実です。
医療従事者あるあるが書かれていると思います。
専門職の方は医療に限らず、友人からその専門分野について質問を受けることは多いのではないでしょうか。
私は薬剤師という立場上、薬の相談をよく受けますが、記事に書いてある通り、メールやLINEだけの情報からいろいろとアドバイスをするには情報が少なすぎ、困った経験があります。
一般の方だと薬の名前を正しく伝えてもらうことだけで難しいことが多々あるからです。
私自身が気を付けていることは、自分も他の友人に同じようなことはしないようにするということです。医師に相談したいときは友人の医師ではなく、医療機関の医師に相談するようにしています。または「この分野に強い医療機関はどこか?」というような相談内容にすると良いのではないかと思っています。大切な友人だからこそ、プライベートで余計な負担をかけない、このような気遣いが必要なのではと思います。
「総合評価」に関して
HEALTH NUDGEでは、ご紹介する記事に関して、専門家の方々が3つの視点から評価をしています。
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