円形脱毛症、ウィッグ使って治療に固執しない選択肢も

病気・医療

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favicons?domain=www.asahi 朝日新聞 2018.06.25 UPDATE

髪の毛などが抜ける「円形脱毛症」。日本皮膚科学会は昨年12月、7年ぶりに改訂した診療ガイドライン(指針)で、ウィッグ(かつら)の使用を推奨し、「治療しないこと」も選択肢にあげた。根本的な治療法がないなか、患者の心身の負担なども考慮し、治療に固執しない考え方があることを示した。

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酒匂 赤人

国立国際医療研究センター国府台病院総合内科医師 公衆衛生学修士

癌や難病や不妊治療など、いろいろなことに闘病という言葉が使われます。確かに病気に負けることなく、必死で戦い、治療の副作用を乗り越え、最後に勝利をおさめることができたら、それは素晴らしいことだとは思います。

ただし、闘病することがすべての人にとってベストとは限りません。闘わない人を、逃げたと言って責めるべきでもありません。お金や仕事や家庭の事情で闘病できない場合もあるかもしれません。治療の副作用がつらかったり、あまり効果がなかったりすることもあります。抗がん剤をやめ、体のつらさを和らげながら残った時間を好きなように使ったほうが有意義なこともあります。子供が欲しい場合には養子という選択肢もあります。

治療には限界があり、また治療によって何を得たいと思っているのかは人によってさまざまだと思います。根本的な治療が確立されていないのであれば、治療に固執しないで人生をトータルに考えたほうが良い、ということで治療しない選択肢も提示し、またウィッグ(かつら)の着用の推奨度もあげています。治療を目的ではなく手段とし、あくまでも目標はできるだけ充実した生活が送れるようになることである、というのは大事な考え方だなと思います。

一応お断りしておくと、僕自身は内科医なので円形脱毛症についてはよく知りませんし、紹介する記事も紙面で読むか、登録しないと全文は読めません。

記事にもリンクがはられている「脱毛症、気にするのやめた 元日本ハム森本稀哲さん」もご覧ください。
https://www.asahi.com/articles/ASL6F6H61L68PLBJ004.html

日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017 年版は公開されています。患者向けのものではありませんし、またガイドラインとして必ずしも質が高いとは言えない部分もあるような気もしますが、情報にアクセスできるように公開することは重要だと思います。催眠療法とかアロマテラピーなどにも言及するあたりも興味深いなと思いましたが、それだけ標準治療が十分な効果をあげることができず、困っていていろいろなことを試してみる人もいるということなのかもしれません。
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf#search=%27%E8%84%B1%E6%AF%9B%E7%97%87+%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%27

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