ネットの医療情報規制に「抜け道」 SEOが再び悪用される危険性

病気・医療

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favicons?domain=www.buzzfeed BuzzFeed News 2018.06.02 UPDATE

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ネットの医療情報の信頼性向上のため、6月1日施行の改正医療法で、ウェブサイトの医療情報が規制対象になる。しかし、抜け道がある。 新たに規制対象となるのは、ウェブサイトに掲げられる「絶対安全」などウソや大げさな宣伝文句だ。「ビフォーアフター」のような写真も、治療内容や費用、合併症などのリスクについて詳しい説明を加えることが掲載条件になる。 ネット上の様々な広告手法も規制対象となり得る。画像をクリックさせる「バナー広告」、検索エンジンで優先表示する「リスティング広告」、商品やサービスを紹介して成約時に手数料をとる「アフィリエイト広告」などだ。 ネットの医療情報への網羅的な規制に見えるが、それでも抜け道の存在が指摘される。検索エンジン最適化(SEO)を悪用した手法が懸念されているのだ。 BuzzFeed Japan MedicalはSEO専門家の辻正浩氏らを取材した。

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柿崎真沙子

藤田保健衛生大学医学部公衆衛生学 講師 博士(障害科学)

2018年6月1日、ネット広告に関する新しい医療広告ガイドラインされました。これは、医療関連のネット広告の規制が強化されただけではなく、医療機関のWebサイトも一種の広告として扱われるようになるため、医療機関のWebサイトにおいても表現などの制限が強くなることになります。

その一方で、いわゆる「SEO(Search Engine Optimization)」という、検索結果でWebサイトがより多く露出されるために検査エンジン最適化行う一連の取り組みについては今回のガイドラインで言及されていないため、SEOが活用されるケースも増えていくと考えられます。

以前も紹介しましたが(http://healthnudge.jp/12108)、2017年12月6日にGoogleはSEOアルゴリズムを変えることで、良質な医療情報の検索結果が示されるように工夫をしており、このSEOアルゴリズムも12月6日以降なんどか変更を試みてより良質な記事が検索の上位に来るよう、最適化されるようになってきています。一方で、言葉の組み合わせによってはまだまだ上位にひどいサイトが出てくる例もあり、いたちごっこは続きます。

今回、よりよい医療情報が私たちの手元に渡るような改正が行われましたが、SEOについて言及されていないことでどの程度私たちが受け取る情報に影響が出るのか。専門家の辻さんがおっしゃるように、ネット上の悪意に対して自分には何ができるかを考え続けていくことが大切なんだろうな、と思いました。

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