認知症の3分の1は防げる?40代から出来る対策とは
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yahoo!ニュース
2017.10.23 UPDATE
7月、権威ある専門誌『THE LANCET』に「認知症の3分の1は、予防しうる」とする論文(*1)が掲載されました。認知症は、記憶をはじめとした認知能力が衰え、自力で日常生活を送ることが難しくなる状態です。その原因となるアルツハイマー病など脳の病気を治す方法は、残念ながら見つかっていません。だとすると、予防するなんてできっこないのでは?とも思ってしまいますが、実はすでに有望な方法がいくつも見つかっています。 冒頭でご紹介した論文では、仮に以下の9つの要因を完璧に無くせたとしたら、認知症の3分の1は予防できるとしています。
元になっている論文についてのBBCの記事は以前にもヘルスナッジで取り上げられています。
http://healthnudge.jp/11994
BBCの記事は論文の内容とそれに対する何人かの専門家のコメントを紹介していましたが、今回の記事はこの論文をもっとわかりやすく紹介し、どの年代で具体的にどう行動したらいいかを示してくれています。
ただ、たばこって20歳から40年間以上吸って65歳以降にやめても、遅いんじゃないのかなとも思います。もちろんやめないよりはやめたほうがいいと思うのですが、若いうちのほうがはるかに予防効果が高そうだし。今回はもとの論文を読めていないので、実際どのような書き方なのか気になります。
40歳だとなかなか将来の認知症とか想像できないし、予防しようと行動するのは難しそうですよね。ただ、書いてあることは認知症のためだけに特別なことをするというよりは、一般的に体によさそうなことをすると、認知症も防げるし糖尿病とかも防げるかもということなので、実際的で役に立ちそうな感じです。そうはいっても全部を予防できるわけではないので、ならないで済めばいいけど、なったとしてもあまり困らないような世の中にしていくことも同じくらい大事そうですね。
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