世界最悪レベルの「日本の若者の自殺率」をめぐって本田圭佑のツイッターが炎上!

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favicons?domain=healthpress Health Press 2017.08.02 UPDATE

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日本の自殺死亡率は世界でワースト6位――。そんな衝撃的な統計結果を、先日、厚生労働省がまとめた。  これは5月30日、政府が閣議決定した2017年版の『自殺対策白書』で公表されたもので、世界各国の自殺死亡率を比較し分析したものだ。

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安藤絵美子

大阪大学 社会医学講座環境医学 特任助教/大阪国際がんセンター がん対策センター 疫学統計部 特別研究員, 公衆衛生学修士

サッカーの本田圭佑選手が、見出しの記事を引用し、自身のSNSアカウントに「他人のせいにするな!政治のせいにするな!!生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やってることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな!成長に囚われろ!!」と投稿した。
それに対し、多くの議論が起こり、自殺を選ばざるを得なかった人の辛さを理解し、その原因を個人ではなく、社会全体の問題として捉えるべきだと主張する記事です。

本田選手の投稿についたレスポンスをざっと見る限り、本田選手の意見には違和感を呈する人が多いように見受けられました。
この記事や、SNSの皆さんのご意見、自殺対策に関する世界での潮流とビンゴです。

世界保健機構(WHO)の報告書"Preventing Suicide (邦題:自殺を予防する)(2014年出版)では、自殺の危険因子を次のように挙げています。
- 保健医療ケアや必要なケアが受けにくいこと
- 自殺手段が入手しやすいこと
- 自殺をセンセーショナルに取り扱い、模倣自殺の危険を高めるような不適切なメディアの報道
- 自殺関連行動あるいはメンタルヘルスや物質乱用問題で援助を求める人々へのスティグマ
- 戦争や災害
- 異文化への適応のストレス(先住民や避難民等)
- 差別
- 孤立感
- 虐待暴力、葛藤のある人間関係

もちろん、個人的な要因(過去の自殺行動や、経済的損失、心身の病気の問題など)も挙げられていますが、
例えば2016年の日本では、社会が変わることで、21,897の命を救えたかもしれません。(厚生労働省)

[参考文献]
国立精神・神経研究センター 精神保健研究所 自殺対策総合センター 
自殺を予防する。世界の優先課題:http://jssc.ncnp.go.jp/file/pdf/topics_140905_1.pdf
(World Health Organization "Preventive suicide: a global imperative”の邦訳)
厚生労働省 自殺対策白書:http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/16/

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