病院での栄養不良率がツールを使って低下するかも

病気・医療

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favicons?domain=www.nutritio 世界の最新健康・栄養ニュース 2017.04.05 UPDATE

入院時の患者の栄養不良率を減らすために、ミールタイム・オーディット・ツール(Mealtime Audit Tool(MAT))というツールを作成した、という米国ノースカロライナ大学からの研究報告。 病院で救急治療を受けている患者のうち、提供された食事を十分に摂らない者は3分の1にもなるという。栄養士、医師、看護師が、その理由を知るために、このツールが役立つようだ。

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新井 奈々

東京大学大学院医学系研究科 社会医学専攻 医療倫理学 博士課程在学 医師 麻酔科指導医 集中治療専門医 心臓血管麻酔専門医 公衆衛生学修士(MPH)

入院中の患者さんと話すと、食事についての不満を聞くことはあっても、満足している方は少ないように感じます。味や温度が良くない、また食器が味気ない、大部屋で落ち着かない、など食事を頂く環境への不満もあるようです。

医療では、まずは治療が優先され、栄養や食事は後回しな傾向がありました。しかし、栄養状態が治療の効果に影響があることが注目され、最近では関心が高まっています。

しかし、いくら「栄養つけなきゃいけないから食べろ!!」と勧めたところで、食欲がわかなければ十分食べれないのが食事です。点滴で薬を投与するなどの受動的な治療とはは違い、患者さん自身の意欲、能動的な要素が重要です。

本ツール「MAT」は、患者さんの意欲がわかない理由を明らかにするとともに、病院としての取り組みの情報も提供してくれるようです。どうしたら食べてくれるのか!?という考え方は、例えば「どうしたら運動するか!?」などの予防医学にも通じる視点です。医療者側から一方的に押し付けるのではなく、患者さんと一緒に考えていく、という医療の在り方は、社会の変化にも合致しています。本MATの今後の成果が楽しみです。

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