「食べ続けると痩せる肉」の知られざる正体 | 意外と知らない「焼き肉」の新常識

食事

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favicons?domain=toyokeizai 東洋経済オンライン 2017.02.09 UPDATE

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最近、焼き肉業界で、ある牛肉がひそかに話題を呼び始めています。自然の環境で放牧され、牧草のみで飼育された牛のことで「グラス・フェッド・ビーフ」(牧草飼育牛)と呼ばれています。 このグラス・フェッド・ビーフこそが「食べ続けるとやせる」といわれる牛肉で、肉質は赤身が多く、肉本来のかみ応えと香りが楽しめます。私も何度か食していますが、いわゆる、霜降り牛肉の脂肪の入り方をしておらず、切断面がきれいな赤身を主張してきて、非常にかみ応えがありました。これが牛本来の肉の味と高い香りなのかとかみしめつつ、深い味わいを楽しむことができました。

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今村文昭

ケンブリッジ大学 MRC疫学ユニット 上級職員

この記事の筆者はグラス・フェッド・ビーフ(牧草飼育牛肉)を推していますが些か残念な内容といえます。私は現在英国に住んでおり、その付近では長閑に牛が放牧されています。牛肉や乳製品は特に英国に欠かせない食品の一つ、という事で興味を持ってこの記事を読みました。

牧草飼育牛肉の良い点を穀物で育てた牛由来の牛肉よりと比較するように書いていますが根拠は薄いです。栄養成分上も一見違いがあって面白いのですが、体重や「メタボ」関係の効果はないと考えて良いと言えます。寧ろ、穀物で育てた牛のお肉の方が善玉コレステロールの血中濃度を上げるという研究結果があったりします。栄養成分についても色々書かれていますが明らかな誤りも多く、健康への効果は机上の論となっていると言わざるを得ません。

また「食べ続けると痩せる肉」というタイトルについてですが、この記事からは減量できたとしても牧草飼育牛肉のお肉、糖質制限、適度な運動、その他の事柄の何が効果を発揮したのかも判りません。たとえば、3ページ目の一文はこちら。「やせることを考えるのであれば、合わせて糖質制限も必要不可欠なセットになります。」

ダイエットや美容に繋げたい心理は理解できますがちょっと無理がありますね。よくあるNGです。

牛の飼育に関する議論としては肥育ホルモンや抗生物質の使用、環境問題との関係、牛に対する倫理などの話題がありますのでこうした事柄についてに述べる方が現実的でしょうか。健康について言えば慢性疾患との関係にも触れて欲しかったです。

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