芸能界の薬物事件を考える(井上公造×元「週刊文春」記者・中村竜太郎)(井上公造)

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favicons?domain=bylines.news.yahoo.co Yahoo!ニュース 2016.12.13 UPDATE

今年の芸能ニュースとして象徴的だったのが、芸能(有名)人の薬物事件。その報道をリードしてきた「週刊文春」で数々のスクープを連発してきた記者・中村竜太郎氏との対談第2回目は、薬物事件、さらに来年の芸能ニュースの動向について激論しました。

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奥原剛

大学病院医療情報ネットワーク研究センター 東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野 特任助教 MPH(公衆衛生専門職)

「……ああッ、あああんッ、…いやん、…それはダメ。…ゼッタイ」

まぎらわしい書き出しですみません。
そっちの話ではなく、薬部乱用の話です。

今年は芸能人の薬物報道が続きましたね。
清原、高知、高樹、ASKA、それから成宮クンはあくまで週刊誌レベルの疑惑ですが。

「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」というフレーズは、冒頭のようなネタにできるくらい広く知られているわけですが、このフレーズが何らかの効果を発揮しているかというと、どうなんでしょうか。

「ダメ。ゼッタイ。」は誰もが分かっている正論です。
しかし、身近なコミュニケーションを考えてもそうですが、正論は人を動かしません。
正論は相手の反発を喚起するし、記憶に残りません。

なので、広告や出版の人たちは、「正論を、正論じゃなく聞こえるように言う」工夫をします。その工夫を「ヒネリ」と呼び、企画会議や編集会議では「うーん、ヒネリがないね」などと言ったりします。

ヒネリは相手の興味を引き、記憶に残すためのフックです。
ヒネリをひねり出すには、遊び心やひねくれた視点、いわゆる柔軟な発想が必要です。

なので、情報発信の会議の場で、上司やクライアントの顔色をうかがって「Say Yes♪」はダメ。ゼッタイ。
いろんな意見がYah Yah Yah出るくらいがいいです。

その点、神奈川県の危険ドラッグの啓発動画は、自治体にしては攻めていてよかったですね。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5618/
まあ、もう少し現実感が欲しいですが。

というのも、逮捕された清原、高知、ASKAらは、いい感じの肉付きで健康そうに見えちゃいますからね。

テレビを観て「薬物は怖い」と思えない。かえって「大丈夫じゃね?」と助長しかねないです。

一方、何年か前の田代まさしの逮捕時は「これはやべえ」というインパクトがありましたね。
http://tinyurl.com/zqpjlsu (サイト 1分でわかる芸能界)

自治体等はより効果的な情報発信、メディアは助長せずに抑止するような報道を、工夫したいですね。

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