肉は食べても良いのか悪いのか
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日経Gooday(グッデイ)
2016.08.30 UPDATE
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テーマの面白さ
4.0点
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データの信頼性
4.0点
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誤解されない表現
3.0点
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総合評価 1人
3.7点

昔から1日30品目の食材を食べるとがん予防になると言われます。そりゃね、自分で色々食べるのは勝手ですが、これを奥さんに強要する人がいるんですね。「俺に長生きしてもらいたかったら、1日30品目使って、毎日料理を作りなさい」
いつも楽しく読ませてくれる健康落語。今回も、なんどもクスリとして「うまい!」と満員電車の中で言いました。
科学的な論文の内容をもとに話を進めていて、毎回素晴らしいですね。こんな落語は他にないのでは?
一言で言えば、若い時は肉を食べすぎると早くしてがんになりやすくなるから控えめに、だけど66歳くらいからは逆に肉を食べてた方がいいかも、という内容。
一点だけ注意。66というのはあくまで統計的に推定された肉とがんの関係の「分かれ目」の年齢であって、世界中誰もが66になった途端まるで体質がひっくり返って肉がとても体に良くなる、なんてことを意味しているのではありません。詳しくはもとの論文を読んでみたいところですが、察するに「おおむね66くらいからは肉の食べ過ぎの影響はあまり目立たなくなるし、逆に食べなさすぎの悪影響は出やすくなる可能性がある」くらいに解釈しておいた方がいいのかなと思います。
私も肉は大好きです。でも毎日たらふく食べたら良くないのですよね。ああ、ニクらしい。
「総合評価」に関して
HEALTH NUDGEでは、ご紹介する記事に関して、専門家の方々が3つの視点から評価をしています。
テーマの面白さ
新規性や注目度、有用性などが高く、テーマが面白いといえるか?
データの信頼性
根拠となっている研究やその他の情報がどれだけ信頼できるか?
誤解されない表現
事実解釈や結論に無理はないか(特に効果を過大解釈していないか)?
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近藤尚己
東京大学 大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野 保健社会行動学分野 准教授 医師 社会疫学者
今村さんいつもフォローアップありがとうございます!とても助かります!
まだまだ結論からは程遠いレベルの研究成果のようですね。。
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