僕が私になるために/平沢ゆうな 【僕が私になるためにextra】 性の境界線 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ
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モアイ
2016.06.28 UPDATE
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テーマの面白さ
5.0点
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データの信頼性
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誤解されない表現
5.0点
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総合評価 1人
5.0点

性同一性障害(GID)の作者が 性別適合手術(SRS)を受けるためにタイへと旅立った! 男性から女性になる過程を仔細に描く実録エッセイ『僕が私になるために』。 待望の単行本化記念の特別番外編として、 描き下ろしノンフィクション『性の境界線』をウェブ公開中!
ニュース記事ではないのですが、気になったのでご紹介します。
エビデンスのピラミッドの一番上に燦然と輝くのはHealthNudgeの読者の皆様なら、良質なRCTやメタアナリシスだということはすでにご存じでしょう。そしてそのピラミッドの底辺をなすのはケースレポート(症例報告)であり、エビデンスレベルも一番低いというのはご存知のことでしょう。
しかし、このケースレポートもよく言われるように「まれな」事例に対しては途方もなく強いエビデンスを発揮することがあります。その一例がこのWeb漫画に登場する双子の男児だと思います。
私たちは日々、巨大なデータを相手にし、質の高いエビデンスを提供するために研究をしています。その一方で、データの元となる一つ一つは個人が善意で提供してくださったもので、数字の羅列の向こうには私たちの想像にも及ばないその人個人の歴史やドラマがあるはずです。それを思い出させてくれる漫画でした。医療ミスがなかったら・・・博士がもっと柔軟であったら・・・色々思うところはありますが、そして、よく警鐘を鳴らされるように専門家個人の意見はあてにならないということも忘れてはならないし、ケースレポートも時として重要であることを忘れてはいけないという意味で、取り上げてみました。
「総合評価」に関して
HEALTH NUDGEでは、ご紹介する記事に関して、専門家の方々が3つの視点から評価をしています。
テーマの面白さ
新規性や注目度、有用性などが高く、テーマが面白いといえるか?
データの信頼性
根拠となっている研究やその他の情報がどれだけ信頼できるか?
誤解されない表現
事実解釈や結論に無理はないか(特に効果を過大解釈していないか)?
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