運動で13種類のがんのリスクが低減

健康・予防

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favicons?domain=news.e-expo 健康美容EXPOニュース 2016.05.25 UPDATE

運動によって多くのがんのリスクが有意に低減する可能性が、大規模なレビューで示唆された。週に2~3時間の運動をするだけでも、乳がん、大腸がん、肺がんのリスクが低減するという。 さらに、がんリスクは運...

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笹井浩行

東京大学大学院総合文化研究科・助教 博士(スポーツ医学)

余暇時間の運動が多い人ほど,13種類のがんにかかるリスクが低いことを示した論文を紹介した記事.

原典の論文は,米国国立がん研究所が主導するコホートコンソーシアム(NCI Cohort Consortium)によるデータを活用しています.
http://epi.grants.cancer.gov/Consortia/cohort.html

ある人集団を追跡して病気の発生や死亡を観察し,それらとリスク因子や保護因子(今回は余暇時間の運動)との関係を調べる研究をコホート研究と呼びます.コホートコンソーシアムは複数のコホート研究のデータを統合したものです.

コホートコンソーシアムでは,対象者数が非常に多くなるため,単一のコホート研究では難しい性や年齢,その他の対象者特性別に詳細に分析ができます.稀な疾患とリスク因子との関連を検証できることも大きな利点です.

この原典では,コンソーシアムでこそ可能な,罹患数の少ないがんと余暇時間の運動との関連を検証できている点で,学術的な価値が非常に高いといえます.

調べた26種類のうち13種類のがんで,運動するほどがんにかかりにくいという好ましい結果を示している一方で,記事にはありませんが,前立腺がんと悪性黒色腫においては,運動している人ほどかかりやすいという結果が報告されています.

前立腺がんについては,運動する人は健康意識が高く,健診等を受ける頻度が高いことが過去の研究で示されています.このことが,運動している人で早期では症状が少ない前立腺がんの診断が多くなった理由ではないかと推測されています.これをスクリーニングバイアスと呼びます.つまり,真偽のほどは不明ということです.

悪性黒色腫については,屋外で運動することによる紫外線への曝露が増えること,足裏への機械的刺激が増えることなどがその理由と推測されています.

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